会津磐梯山の民謡は皆様ご存知のとおり、「会津磐梯山は宝の山よ〜、笹に黄金がエーマタなりさーがーる」とあります。
この笹というのは竹の一種?!昔から笹(=竹)は会津に根付いた?!
一説では、飢饉の時に山で実った笹の種を食べて飢えをしのいだからこの歌詞ができたという伝えがあるそうです。
そもそも、会津地方は雪が深く、寒さが厳しいので、竹自体が取りにくい地方で笹がメインです。昔、竹の北限は福島県と言われ、いわき地方や中通地方で竹が取れていましたが、福島より北の宮城や岩手も竹は取れなかったと言われています。宮城や岩手も竹細工は笹のような女竹が材料として使われます。そういった意味では、会津では笹は身近なものだったのかもしれません。
会津で竹というと、喜多方の雄国で有名な根曲竹の竹細工があります。根曲だけは笹のような竹で、根っこの付近曲がっていることから、根曲竹と呼ばれています。こちらの根曲竹で作られたカゴは柔らかさがあり、温かみを感じます。こちらの根曲竹の作品作りも少しずつ始めていきたいと思います。
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