毎年8月3日から6日までの4日間、秋田市の竿燈大通りで開催される秋田竿燈まつり、皆さんはすでにご覧になったことがあるだろうか。筆者はまだないが、東北の祭りについて調べているうちに、祭りの竹の使い方が面白く興味を持った。
提灯を掲げる支柱は竹
まず、提灯を掲げる竹だが、この写真を見るとハチクのようだ。写真ではわかりにくいが身の厚い竹である。伐採後、自然乾燥を経て、早くても3〜5年後に使えるようになるとのこと。竹は虫やヒビが入ると使えなくなるようで、このうち2割が使えれば良いようだ。火で炙り、竹を真っ直ぐにして利用する。
(参照:uwakome1kanto https://www.instagram.com/p/CcFRtQohdTW/)
継竹の技術
この写真を見てほしい。支柱の親柱は竹が継がれて作られている。竹の長さやこだわりある節間(ふしかん)に、竹からしか生まれない”しなり”、竹の良さが引き出される継ぎ方がされている。また、竹と竹の継ぎ目の部分にはステンレス製の金具を用いるため、接合部分の補強として竹の中に木を入れているようだ。
(参考:秋田竿燈まつりを裏で支える、しなりに耐える継竹づくり【秋田県秋田市】https://thelocality.net/kanto-matsuri/)
見どころ
秋田竿燈(かんとう)まつりは、毎年8月3日~8月6日の4日間に秋田県秋田市にて開催される行事です。国の重要無形民俗文化財に指定されており、青森ねぶた祭、仙台七夕まつりと共に東北三大祭りの1つとなっています。毎年100万人以上の来場者が訪れる、秋田の夏を代表するまつりです。
竹竿に提灯を吊るした重さ50kgにも及ぶ「竿燈」を、額や腰などの体1点に乗せてバランスを取り、妙技と呼ばれるダイナミックな技を披露します。
約280本の竿燈、約一万個の提灯が夜の大通りを埋めつくす様子は、「天の川が地上に舞い降りる」と表現されるように、まさに圧巻の光景です。
(参考:上米町一丁目竿燈会 https://uwakome1kanto.com/aboutkanto/
おまけ
竹のお土産を見つけた。
お手軽でいいかも!
秋田竿燈祭り 竹札
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